東京大学大学院工学系研究科 建築学専攻 建築材料研究室 野口・北垣研究室

東京大学大学院工学系研究科 建築学専攻 建築材料研究室 野口・北垣研究室

建築材料演習 建築家の材料選定

建築家の材料選定 プレゼンテーション
材料演習の授業では、建築家の材料選定というタイトルで、学生が各班により自分達の選んだ建築家について調査を行い、そのプレゼンテーションを行っています。 このプレゼンテーションは、設計者が建築の設計を行っていく上で材料という要素にどのようにアプローチしていくかを、あるテーマを立てて自由に調査、発表を行っていこうという目標のもと行われています。
もしこのプレゼンの様子をみてご意見・ご感想などありましたら、野口准教授室(103) まで宜しくお願いします。

プレゼンテーション
2010年度   講評会の様子    
         
2009年度   講評会の様子    
         
2008年度   講評会の様子    
         
2007年度   講評会の様子  

この年から発表形式をパワーポイントによる班毎のプレゼンテーションからパネル展示へと変更しました。
 

         
2005年度   総評:  

今年の発表は、各班の着眼点が非常にユニークで楽しませてくれました。 多くの文献にあたり、現場に足を運んだ様子が伺えます。
建築家の材料選定といった調査を行うにあたって、調査したことを消化して自身の物とすることが重要です。
今回は、自分が調査したことに対して疑問や興味を抱けるか、といった点がプレゼンの成否を左右したのではないでしょうか。
また調査と同様に重要なのが、知りえた事実をうまく伝えることができるプレゼンにおける手法の確立です。
見やすいレイアウト、簡潔な文章など工夫してみましょう。
建築の写真を撮る際に、もう少しこだわるとプレゼンが映えるのではないかと考えられます。

         
    最優秀: 6班
佳作:5班
 

最優秀の6班は、実際に設計を担当した人々に話を聞き、使用されている材料とその選択理由についてしっかりと調査が行われています。
また、プレゼンテーションもすっきりとして見やすく、その点とあわせて評価されました。
5班もまた、坂茂氏にインタビューすることで内容の濃い発表ができていました。

         
2004年度   総評:  

もはや恒例行事となってきた建築家の材料選定。今年度は『隅田川に架かる橋』や『大使館』など新しい試みも見られ、また例年通り人気の高い槇文彦氏をターゲットとする発表もなされ、レベルの非常に高い発表会となりました。 5班と7班はともにみなとみらい線を選択し、それぞれを意識しつつ発表がなされ、写真撮影の差や表現方法の違いなど他の班とは違った争いも見られました。全体的には、東京都内の建築物を取り上げた事例が多く、実際に足を運ばず、建築家にインタビューもせず、雑誌のみで済ましていた班などもあり残念なところもありました。3年生にとっては建築を材料の点からとらえる初の体験をしたと思います。今後も建築における材料1つ1つの個性を意識し、街を歩いてみてはどうでしょうか。

         
    最優秀: 12班
佳作:11班
  最優秀の12班は、プレゼンテーション能力の高さ、表現力、明解さなどが評価されました。木材の歴史を過去から現在に至る過程を建築家内田祥哉氏や性能規定を絡めた内容は他の班を大きくリードしていた。また木材の五感に対する論点など、提出レポートも充実しており今年度の最優秀賞となりました。
内藤廣氏を選択した11班は、傍聴生を楽しませるプレゼンテーション(森山氏)が高評価につながったといえ、また建築の内情を内藤先生から聞き出した点が、結果的に評価につながり佳作となりました。
         
2003年度   総評:   本年度も昨年に負けず劣らず、大変白熱したプレゼンテーションとなりました。野口先生・兼松助手・TAだけでなく、傍聴生も姿をみせて、様々な議論が交わされました。
内容としましては、本年度は、個人の建築家について取り上げたという班が多かったように思います。確かに個人の作品を通じてその建築家の材料選定についてまとめていくのはひとつのアプローチの方法ですが、3班が調べたように、ある用途の建築についてまとめてみたり、特定の地域や時期の建築についてまとめるというアプローチの仕方も面白いのではないのでしょうか。
そういった意味では本年度のプレゼンテーションはプレゼンテーションの質が問われるものであったように感じます。
         
    最優秀: 11班
佳作:2班・9班
  毎年発表テーマとして用いられる「隈研吾」について、今年度の11班は非常によく調べて、彼の材料に対するアプローチの仕方をまとめられていたと思います。レジメやプレゼンテーションも非常によく出来ていました。全体的に高い評価を得たのが最優秀賞の選考理由です。(かといって別に隈氏を誉めているわけではありません。)
2班はプレゼン、チームワーク、レジメとも安定していましたが、平均的であったのが優秀賞を逃した理由ですね。9班はプレゼンについては好評でしたが、レジメのまとめ方に問題があって、惜しくも佳作となりました。これから資料などを作っていく上でここを改善していくとよいでしょう。
         
2002年度   総評:   野口先生・兼松助手・TAから多くの質問・意見が投げかけられる大変意義深いプレゼンテーションだったと思います。また年々、プレゼンテーションの手法がデジタル化されていってOHPからパワーポイントに移行していっているのも意欲的でいいのですが、たくさんの建築の写真ばかりではなく、図面を読み取る能力の向上も含めて、一つの建築のディテールや、仕上げなどを調べたりするのも重要ですし、本にかかれているような写真や記事をさらうのでなくて、「どのようにして建築家は材料を選んでいるのか」、という視点で自分の意見を組み立てる努力をしてみてください。
まずは、浅い「建築特集」ではなくて、建築の材料選択にかける建築家にとっての、深い「哲学」みたいなものが伝わるように、という方向でプレゼンテーションを心がけてはどうでしょうか。
         
    優秀グループの
講評:4班、11班
  4班のレンゾ・ピアノのエルメスについての発表は、ガラスの使い方を色々追っていくことができた点で評価できます。ただ、もう少しガラスがこの建築と他の建築、具体的には過去のガラス建築とではどう違うのか、どう違うことを彼は表現しようとしたのか、というところにまで進めていけたとしたら、かなりよくなっていたと思います。
11班は最後のプレゼンテーションにもかかわらずダレてなくて、いい視点でモノをみれていたと思います。ただ建築家にスポットを当てると言うよりも、環境によって材料選定が必然的に行なわれていた古代の建築物の視点から、現代建築の材料選定について考えさせることができた、という点で成功しています。またここからより詳細に調べていくことができそうだ、ということが感じられ、発展性もありますね。

このページの先頭へこのページの先頭へ