教授:丸山 一平

丸山一平

教授:丸山 一平 MARUYAMA Ippei

学位:博士(工学)(東京大学)
研究分野:コンクリートと社会 / 炭素固定 / 極限環境材料 / 建造環境 / 意思決定 / C-A-S-H / C-S-H / Ca/Si 比/座屈拘束ブレース / リサイクル性能 / 機構安定性 / 塑性変形能力 / 木質材料 / 分子動力学計算 / 機械学習

専門は建築/建設材料・セメント化学・コンクリート工学・応用地質・保全工学など。極限環境材料開発(放射線,宇宙,海洋, 他),セメント系材料の時間依存性挙動,マルチスケールライフスパンRC構造解析,内外装材開発,天然無機材料利用,化石生成要因の解明とその工学的応用,オーセンティシティを考慮した歴史的構造物の保全,重要構造物のマネジメント,コンクリートの再資源化,カーボンニュートラルを実現するカルシウムカーボネートコンクリートの開発などを研究テーマとしています。他分野との共同による現象の解明とその応用を中心として研究をすすめています。

略歴
1994年 麻布高校 卒業
1998年 東京大学工学部建築学科 卒業
2000年 東京大学大学院工学系研究科 修士課程 修了
2003年 東京大学大学院工学系研究科 博士課程 修了 博士(工学)取得
2003年 広島大学大学院工学研究科 助手 
2005年 名古屋大学大学院環境学研究科 助教授
2007年 名古屋大学大学院環境学研究科 准教授
2016年 名古屋大学大学院環境学研究科 教授
2019年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 教授 (クロスアポイントメント)
2022年 名古屋大学大学院環境学研究科 教授 (クロスアポイントメント ~2023)
2022年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 教授 (~現在)
2023年 東北大学グリーンクロステック 客員教授(~現在)
2024年 名古屋大学博物館/大学院環境学研究科 客員教授(~現在)

主な受賞
2007 日本建築学会奨励賞
2009 第37回セメント協会論文賞
   ”中性子ラジオグラフィによるひび割れ部を含むコンクリート中の水分移動挙動の解析に関する研究”
2010 第38回セメント協会論文賞
   ”若材齢におけるセメント硬化体の体積変化に関する研究”
2012 日本建築学会賞(論文)
   ”コンクリート中の水に関わる反応・移動・体積変化に関わる一連の研究”
2013 文部科学大臣表彰若手科学者賞
   ”セメント系材料の水に起因する体積変化の研究”
2014 RILEM Materials and Structures: Best Reviewer Award
2015 Outstanding paper of the year, Journal of Advanced Concrete Technology
2016 日本コンクリート工学会賞(論文賞)
   ”Numerical Approach towards Aging Management of Concrete Structures”
2016 Outstanding paper of the year, Journal of Advanced Concrete Technology
2017 日本コンクリート工学会賞(論文賞)
   ”Action Mechanisms of Shrinkage Reducing Admixture in Hardened Cement Paste”
2017 日本コンクリート工学会賞(論文賞)
   ”A Numerical Model for Concrete Strength Change under Neutron and Gamma-ray Irradiation”
2017 Outstanding paper of the year, Journal of Advanced Concrete Technology
2018 日本コンクリート工学会賞(論文賞)
   ”Development of Soundness Assessment Procedure for Concrete Members Affected by Neutron and Gamma-Ray Irradiation”
2018 Outstanding paper of the year, Journal of Advanced Concrete Technology
2019 日本コンクリート工学会賞(論文賞)
   ”Impact of Drying on Structural Performance of Reinforced Concrete Shear Walls”
2020 Outstanding paper of the year, Journal of Advanced Concrete Technology
2021 日本コンクリート工学会賞(論文賞)
   ”Hydrogen production and the stability of hardened cement paste under gamma irradiation”
2021 Outstanding paper of the year, Journal of Advanced Concrete Technology
2022 日本コンクリート工学会賞(論文賞)
   ”Meso-Scale Modelling of the Mechanical Properties of Concrete Affected by Radiation-Induced Aggregate Expansion”
2022 Outstanding paper of the year, Journal of Advanced Concrete Technology
2023 日本コンクリート工学会賞(論文賞)
   ”A New Concept of Calcium Carbonate Concrete using Demolished Concrete and CO2″
2023 第51回セメント協会論文賞
   ”赤外分光法を用いた大気二酸化炭素濃度下におけるセメント硬化体表面の炭酸化反応の湿度依存性に関する分析”
2023 Cement and Concrete Research “Le Chatelier Distinguished Paper Award 2021″
   ”Mechanism of drying-induced change in the physical properties of concrete: A mesoscale simulation study”
2024 日本コンクリート工学会賞(論文賞)
   ”Thermal Expansion of Cement Paste at Various Relative Humidities after Long-term Drying: Experiments and Modeling”
2024 日本コンクリート工学会賞(論文賞)
   ”Tension Stiffening Affected by Radiation-induced Volume Expansion of Aggregate”

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