NEDO/グリーンイノベーション基金のプロジェクトで新しい装置を開発しました。リガク社、太平洋コンサルタント社との共同研究です。本装置はコンクリートのような非均質材料中におけるCO2固定量を測定することが可能です。今までの分析手法なら、TGなら20mgといったごく少量のサンプルの測定をする必要があり、コンクリートを均質にして、その上で20mg測定するっていうのはかなり絶望的な作業でした。真空乾燥して、100μmアンダーにして、その上で、均質化したら、3日はかかります。それでも均質は保証されません。こうした作業をすっ飛ばして、Φ10x20cmで直接測定できる装置ができて、定量性は抜群です。
なんと、含水率も、CO2も定量できて、かつTGデータも出てきます。論文はJACTから出ました。
こちらから確認ください:https://www.jstage.jst.go.jp/…/6/22_383/_article/-char/en