加速炭酸化で、炭酸化速度がどのように変化するか、ということを示したもので、特にRHが高くなると急速に炭酸化が遅くなる（あるいは止まってしまう）メカニズムを明らかにしました。炭酸化する場合にCaイオンが内側から表面に移動してきて、炭カルとして沈殿し、空隙構造が急激に塞がり、緻密になることを、In-situで、Single-sided 1H NMR Relaxometryで明らかにしました。
その他にも中のSEM画像や、μXRDによる相組成の深さ方向変化など見るべきデータが結構あります。
ぜひご確認ください。
L. Cheng, R. Kurihara, T. Ohkubo, R. Kitagaki, A. Teramoto, Y. Suda, I. Maruyama, Mechanisms of change in accelerated carbonation progress in cement paste under different relative humidity conditions, Cem. Concr. Res. 195 (2025) 107898.
