名古屋大学博物館の吉田英一先生との共同研究で、岩盤中の断層・亀裂を炭酸カルシウムでシーリングすることを可能となる技術を開発しました。本研究の実証実験は、幌延の地下研究所で行い、実際の岩盤中の透水係数が、地震後を含めてシーリングされることが世界で初めて確認されました。今後は、設計が可能な技術に磨き上げて行く予定です。
H. Yoshida, K. Yamamoto, Y. Asahara, I. Maruyama, K. Karukaya, A. Saito, H. Matsui, A. Mochizuki, M. Jo, N. Katsuta, A. Umemura, R. Metcalfe, Post-earthquake rapid resealing of bedrock flow-paths by concretion-forming resin, Communications Engineering 3 (2024) 1–10. https://doi.org/10.1038/s44172-024-00216-1.
名古屋大学のプレスリリース:地震後の地下岩盤亀裂の急速シーリングに成功!(世界初) ~化石ができる仕組み応用、放射性廃棄物やCO₂の地下貯留も可能に~