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【JACT】炭酸カルシウムコンクリートブロックを製造

廃コンクリートに空気中のCO2をくっつけたあと、硬化させてブロックを製造する技術を開発しました。成果がJACTから出されました。本日14時に東大からプレスリリースもさせていただきました。ムーンショットプロジェクトの成果の一つです。
今回の方法は、従来のコンパクションの技術と似ていますが、含水状態で加圧してコールドシンタリングという方法で結晶を結合させます。
Feldman先生の時代から、セメントペーストの粉砕物を加圧すると、もとのセメントペーストと同じ強度に戻るという技術がありました。この技術をつかうと、炭酸化したセメントペーストについては強度がでません。(日本にも類似の技術は山ほどあります。)
今回、液相を含めて状況を最適化すると、炭酸化したあとでもちゃんと強度を出すことができる、という点が新知見で、これだとコンクリート廃材を炭酸化させて片っ端から加圧したら、CO2固定化した固化体が山ほどできます。
ということで、日本発の技術をアピールしていきたいと思います。
I. Maruyama, N.K. Bui, A. Meawad, R. Kurihara, Y. Mitani, H. Hyodo, M. Kanematsu, T. Noguchi, Cold-sintered carbonated concrete waste fines: A calcium carbonate concrete block, J. Adv. Concr. Technol. 22 (2024) 406–418. https://doi.org/10.3151/jact.22.406.

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