J. Phys. Chem. Cから論文がでました。合成C-S-Hの炭酸化で微細構造を重水をつかった1H-NMR relaxometryを用いてどこになにがあるかを確認しながら、C-S-Hの炭酸化プロセスをおいました。バテライトは、微細構造中だとC-S-Hの表面からの相互作用によって安定化するので存在できる、ということも示唆されました。結構、面白い論文だと思います。GIプロジェクトからの千葉大学、東京大学、北海道大学、広島大学、琉球大学の共同研究成果です。
T. Uno, N. Saeki, I. Maruyama, Y. Suda, A. Teramoto, R. Kitagaki, T. Ohkubo, Understanding the Carbonation Phenomenon of C–S–H through Layer Structure Changes and Water Exchange, J. Phys. Chem. C (2024). https://doi.org/10.1021/acs.jpcc.4c01714.