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【CCR】FA入コンクリートの乾燥収縮が小さいのはなぜか。

M. Segawa, R. Kurihara, A. Aili, G. Igarashi, I. Maruyama, Shrinkage reduction mechanism of low Ca/Si ratio C-A-S-H in cement pastes containing fly ash, Cem. Concr. Res. 186 (2024) 107683.https://doi.org/10.1016/j.cemconres.2024.107683.

Cement and Concrete Research誌から、なぜ、フライアッシュを入れた場合に乾燥収縮が小さくなるか、ということの実証的説明を行った論文がでました。C-S-HのCa/Si比がすごく大きな役割を果たしていることがわかりました。層間のCaが少ないことで、そもそも層間が大きいことに加え、乾燥後も凝集、スタッキングが少なく、構造が保持されやすいことがわかりました。延長上のトバモライト構造体(ALCなど)の乾燥収縮があることを考えると、当然のようにおもわれますが、Ca/Siの原子スケールの挙動が、結晶構造ならびに層状構造から説明できたのは、世界で初めてです。

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