研究テーマ

研 究

セメント系材料によるカーボンニュートラル推進

<設置期間>
2024年4月1日~2029年3月31日

<連携・研究担当教員>
野口 貴文(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻・教授)※研究代表者
丸山 一平(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻・教授)
斎藤 豪(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻・特任准教授)

<プロジェクト概要>
コンクリートは、土木、建築を問わず、構造物の建設に必要不可欠な建設材料であるため、大量に生産されていますが、その主要材料であるセメントの製造過程で大量のCO₂を発生させています。一方、セメント硬化体の多くを占めるカルシウム含有セメント系水和物は、多量のCO₂を吸着・固定できるポテンシャルを有することから、CO₂固定メカニズムを明らかにし、その機能を促進する技術開発に大きな期待が寄せられています。本講座は、主にセメント化学の観点から、コンクリート等のセメント系材料に対する反応制御により炭酸塩化を最速化させる技術の他、炭酸塩化に寄与する全ての鉱物を有効利用した先進的かつ合理的な手法や新材料を研究開発し、広く社会に還元していくことで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。

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