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材料物性と施工手順から構造部材性能を定量的に評価する手法を開発

RC部材の設計では、なんの変質もないコンクリートを基準に構造性能評価を行います。しかし、実大の構造物では、初期の温度応力が入り、そのあとに乾燥収縮の影響があり、そこから地震がきて耐震性能が決まります。
材料の側からは、このような影響をどのように取り組むべきかを考えてきたのですが、今回、RBSMでその影響を定量的に評価する枠組みができました。初期応力の影響は非常に大きく、原子力建屋の標準的な内壁で60年の利用を想定すると、初期剛性、最大体力、ピーク時ひずみ、いずれにも大きな影響がでます。
当然、これらの影響は施工手順の違いによっても影響がでますが、その点も定量的に評価してみました。
たとえば、今後はSCM系列とOPCの比較とか、さまざまな材料が構造性能に及ぼす影響を構造性能の観点で直接比較することが可能になりました。
ぜひ、ご確認ください。

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